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渡辺研究室は、大学院生として入学を希望する方の出身学部や出身大学を問いません。これは渡辺研究室で主に行っているプラズマ化学という研究テーマに理由があります。プラズマ化学の研究には様々な学問の知識を必要とします。私自身も熱プラズマの数値解析で博士論文を書き、その後、プラズマによる材料合成、アーク溶射の研究を行ってきました。数値解析は流体力学や伝熱工学の知識をベースにして数値解析コードを開発します。さらに最近の熱プラズマの数値解析ではプラズマ中の化学反応をモデル化することが重要なテーマとなっています。またプラズマで材料合成を行う場合には、材料科学の知識はもちろんのこと、プラズマの特性を解析する必要があるので、電気や物理の知識も必要とします。これらのことから、プラズマ化学の研究は各種の広い学問から成り立っていることがわかります。 私たちの研究室は2013年4月に東京工業大学から九州大学に異動しました。化学工学部門に在籍しているので化学工学を勉強してきた学生が中心ですが、これからは他分野の学生も希望します。様々な知識を融合させれば、きっと新しい研究が生まれてくると思います。 もちろん今までにプラズマとは全く関係なかった方も歓迎します。プラズマとは関係なくても、他の学問をしっかり勉強してきた方ならば、大歓迎です。また渡辺研究室での研究はプラズマに関することだけではありません。新しいテーマとしては、例えば宇宙資源の利用技術の開発に関する研究があります。詳細は渡辺研究室の研究紹介のページをごらん下さい。 社会人の方も社会人ドクターとしての入学を歓迎します。現在も1人の社会人の方がドクターコースの学生として、会社での仕事を続けながら、渡辺研究室で博士の学位を取得すべく研究しています。社会人大学院プログラムでは、企業に籍をおいたまま、大学で研究を行って学位論文をまとめ、博士の学位取得を目指します。さらに大学では、研究のみならずゼミや講義を通じて幅広い教養と知識を得ることができます。社会人大学院プログラムは、これからの産学交流の重要な役割を果たすと考えています。 私たちの研究室を希望する学生の方は、化学システム専攻を志望してください。 研究に関する質問、研究室の見学、大学院入試に関する質問など、何でも渡辺(watanabe@chem−eng.kyushu−u.ac.jp)にお問い合わせ下さい。お待ちしています。 |