機能性生体材料


肌トラブルは誰にでも起きうる問題であり、根本的な改善が広く望まれています。肌トラブルは肌細胞の新陳代謝の遅れやコラーゲン等の不足により生じます。そこで近年、細胞の増殖を促す増殖因子を配合した化粧品が注目されています。上皮細胞増殖因子 (EGF) は新陳代謝を促して肌機能を整える機能、線維芽細胞増殖因子 (FGF) はコラーゲン等の生産を促して肌にハリや弾力を与える機能を有しています。
しかし、増殖因子は溶液中では安定性が低く容易に活性低下すること、および親水性タンパク質であるため皮膚表面の疎水性膜である角質層を透過することができないことが課題となっています。
そこで、増殖因子を粒径約300 nmのナノ粒子内に封入して油中分散させることで、増殖因子の活性維持・皮膚透過性向上を目指し、研究を行っています。これにより、増殖因子の角質層透過が可能となり、粒子からの増殖因子徐放により皮膚細胞の活性化が期待されます。
現在はスキンケア製剤開発に向けた経皮デリバリーに主眼を置いていますが、経口デリバリーや再生医療への展開も行っていく予定です。
機能性生体材料

中村班


>組織工学用足場材料の開発
脱細胞化臓器に着目
組織工学用足場材料の開発

白木川班


>臓器の構築
Whole Organ Engineering を目指して

脱細胞化肝臓を足場とした臓器規模の血管網の構築
増殖因子固定化ゲルの開発
即効性を有するデバイス開発
脱細胞化肝を足場とした肝組織の構築