幹細胞から成熟細胞への分化誘導法開発と組織構築
幹細胞を再生医療において利用するためには成熟した細胞への分化誘導法の確立が必要です。当研究室では、細胞が生体組織と類似の構造を持つ細胞組織体を形成することによって、幹細胞の自発的な分化を促すことを利用した分化誘導法の開発に取り組んでいます。一方、成熟した機能細胞が本来の機能を発揮する際にも細胞組織体の形成は有効です。当研究室では用途に応じて種々の形状を持つ細胞組織体を形成する手法と、形成された細胞組織体の性能評価を行っています。さらに、細胞組織体と血管内皮細胞とを組み合わせることにより、毛細血管網を有する細胞組織体を作製する試みも進めています。
