ミネソタ大学の正門

日本の大学と異なり,街と大学の境界がはっきりしていないので,どこが正門かわかりませんが,私はこの場所を正門と思っていました。

  

Pfender教授(左)とHeberlein教授(右)

文部省在外研究員として、ミネソタ大学機械工学科で1年間研究をすることができました。ここでは客員研究員としてこの2人の教授にお世話になりました。2人ともプラズマ化学やプラズマプロセシングの研究では世界的に第一人者です。研究室の学生は20人以上で、みんな各国から来た優秀な学生でした。

Heberlein教授の奥さんは悠子さんという日本の方で、プロのバイオリン奏者です。とても魅力的な方です。

Heberlein教授は2014年2月にお亡くなりになりました。ご冥福をお祈り申し上げます。
Prof. Heberlein's Retirement

Pfendere先生は2016年1月にお亡くなりになりました。ご冥福をお祈り申し上げます。
In Memorium: Emil Pfender (1925-2016)

ミネソタ大学機械工学科のビル

Pfender教授、Heberlein教授、Girshick教授が率いるミネソタ大学のHigh Temperature Laboratoryはこのビルにあります。機械工学科はレベルが高く、1998年度のランキングでは全米の3位でした。機械工学科には日本人はあまりいませんでした。私は化学工学科の出身ですが、ミネソタ大学の化学工学科はさらにレベルが高く、全米で1位です。ここには数人の日本人がいました。ほとんどは企業から派遣されてきた研究者のようです。

機械工学科の入口

この入口を使って、研究室に通いました。通学にはバスを使っていましたが、1時間以上かかるので、時には自家用車で通うこともありました。駐車場の問題は深刻で、朝7時までに来れば近くの$1.25の駐車場に入ることができますが、そこが満車だと徒歩で10分以上離れた駐車場を使うことになります。もっとも1時間で$1.5の高い駐車場代を払うのならば、いつでも近くの屋根付きガレージを使うことができます。

冬の厳しいミネソタですが、この黒いドアを開けると暖房でとても暖かいビルに入ることができます。この暖房は強すぎて、ビルに入るとすぐにコートを脱がないと、暑くて大変なことになります。暖房が強いのはアメリカ中どこでも同じようです。

 

夏のミネソタ大学

ミネソタ大学East Bankキャンパスの中心にあるNorthrop Auditoriumです。ここではクラシックのコンサートやバレエの公演が開かれます。この建物の前は広い広場になっていて、気持ちの良い場所です。周囲の木にはリスがたくさんいて、最初は驚きました。この写真の右にはいつもホットドッグを売っている屋台があり、昼食時によく利用しました。$1位の普通の安いホットドッグですが、この広場で食べるとおいしく感じます。

冬のミネソタ大学

さて夏にはきれいな緑も、10月になると紅葉し、すぐに冬がやってきます。ここはちょうどバス乗り場なので、夕方の4〜5時には学生の列ができます。雪が降る中でバスを待つのはとても苦痛です。写真に写っているバスはミネソタ大学のバスで、このバスを使えばミシシッピ川の向こう側のWest Bankキャンパスや、5 km離れたSt. Paulキャンパスに無料で行くことができます。