| 化学工学とは | 研究プロジェクト | 教育内容と卒業後の進路 |

化学工学とは

 本コースは、化学工学(Chemical Engineering)という学問分野をその基礎としています。化学工学とはどのようなものでしようか? 物質の状態には、気体、液体、固体の3つがあることは知っているでしょう。化学工学は気体・液体・固体を混ぜたり、反応させたり、分離したりして製品を作るプロセスを対象として発展してきました。

化学工学の構成

 化学工学という学問分野は(物理化学)、(反応工学)、(生物化学工学)、(物質移動工学)、(伝熱工学) 、(流体工学)、(装置設計学)、(プロセスシステム工学)で構成されています。
 物質を扱うには、まず、その性質を知らなければなりません。(物理化学)は物質の性質を対象とする学問です。次に、試験管やフラスコの中なら簡単に物質を混ぜたり、反応させたり、分離したりできますが、高温・高圧下や大きな装置の中では非常に難しくなります。(反応工学)は工業装置の中での反応を、(生物化学工学)は生物の力を借りた有用物質の生産を扱う学問です。 また、(物質移動工学)は物質の混合・分離を対象とする学問です。
 混合、分離、反応を行うには、物質を加熱・冷却すること、輸送することが必要です。熱エネルギーを対象とする学問を(伝熱工学)、物質の運動を扱う学問を(流体工学)といいます。
 さらに、実際に製品を生産するには、混合・分離・反応を行う装置の形、大きさ、材料を決める技術、できあがった工場を使って生産を行うための技術が必要になります。(装置設計学)は前者を、(プロセスシステム工学)は後者を対象とした学問です。

化学工学の発展

 化学工学は、上に述へた構成要素を基礎として、従来の技術をますます高度化する方向と、培われた技術を工場以外の対象に適用する方向に発展しています。前者の方向は、生体材料、電子材料、新規触媒材料といった新材料とその生産技術の開発、高度分離技術の開発へ、また、装置の設計・制御技術の高度化から人工知能、シミュレーション技術などのコンビュータサイエンスヘという発展方向です。
 化学プロセス・生命工学コースでは、みなさんの先輩達が、化学工学を基礎として、これらの分野の研究で既に多くの成果を上げています。みなさんの時代には、さらに新たな発展方向が現れると期待しています。
このページの先頭へ